現代版 お見合いのススメ

連載2
出会い指数

プライム マリッジ株式会社 代表取締役 宇野澤 和秀
「CLUB O2」*「FELICE」運営

前回は昨今の恋愛・結婚事情の厳しい現状をお伝えしましたが、第二回目は「実質的な出会い」に関して詳しくお話していきます。 自分の出会い数について簡単に診断できますので是非お試しください。

出会いのない現状を打破する

現代の独身者にとって結婚したくてもできないという現状を打破する為には、まず原点に戻って「実質的な出会い」を増やすことが大前提にあります。 しかし、昨今社会環境の変化により、この「実質的な出会い」は非常に困難を極めています。 その原因を探る前に、まず出会いの構造について考えてみましょう。

実質的な出会いとは?

「実質的な出会い」とは、今流行りのSNSやBBSなどのヴァーチャルなものではなく、言い換えれば「対面型のリアルな出会い」であり、この「実質的な出会い」は 【私生活の出会い】・【職場の出会い】・【お見合いによる出会い】の3つに大区分されます。

【私生活の出会い】とは、友人や知人(習い事なども含む)との出会い、 【職場の出会い】とは、同じ職場での異性との出会いということですが、このシチュエーションを数値化することで、『出会い指数』というものが算出され、自分にどれぐらい出会いがあるのかを把握することができます。

出会いの場

下の図を見てみると、1935年代にはお見合い件数が恋愛結婚件数よりもはるかに多かったが、戦後高度成長期の時代には徐々に差が縮まり1965年についに逆転!昔であれば年頃になると職場の上司やご近所・親戚関係などから縁談話が持ち込まれましたが、近代化が進むにつれ「核家族」 「過疎化」 が顕著に現れ、地縁・職縁・血縁などのコミュニケーションが崩壊していきます。

そして現代では、一生懸命働き、自宅と会社の往復をするうちに気がつけば適齢期を過ぎてしまった!というケースが多く見られます。自分自身に欠点があるわけではなく、単純に「出会いの場」がないのです。

恋愛vsお見合い結婚
お見合い機能の低下が問題

実は・・恋愛結婚件数自体は昔も今もさほど変わっておらず、お見合い件数自体が大幅に下がったためにこのような逆転現象がみられるわけで、20年前は100万件あった婚姻件数が現代では70万件に減少している。
最大の原因はお見合い機能の低下にあるといわれている。

だからこそ結婚相手紹介サービス業のお見合いニーズが高まっていく傾向にあるのも頷ける。